富士山ひょうた 『その手の熱を重ねて』 全2巻
- 作者: 富士山ひょうた
- 出版社/メーカー: フロンティアワークス
- 発売日: 2010/01/22
- メディア: コミック
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- 作者: 富士山ひょうた
- 出版社/メーカー: フロンティアワークス
- 発売日: 2011/01/22
- メディア: コミック
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イタリアンシェフ×若手陶芸家。料理人と常連客というところからスタートし、2巻かけてゆっくり進展させていく恋のお話でした。もともと受けも攻めも自認はへテロだったのに、時間はかかっても自分の気持ちに気付いてからは案外相手に素直になれています。その柔軟さは、料理と陶芸という畑の違いはあっても双方クリエイティブな仕事をしているからこそでしょうか。天然でマイペースな受けに振り回される攻めですが、一方で恋愛面では上手くリードしていました。
このお話では、話し合いが足りないというディスコミュニケーションの問題が描かれています。受けと受けの父親との間のビジネス上のこじれに攻めが巻き込まれていくのですが、話し合うことで親との問題を解決するという展開は同作者の『純情』全3巻に少し似ているかな。話し合いで解決って悪くないんだけど、このお話では父親が一方的に譲歩した形だったので展開が地味で少々盛り上がりに欠けた感があるのは否めなかったかも。
それにしても、攻めの容姿が滅茶苦茶格好良いです……!こういう短髪の男前、凄い好みだ。受けも可愛い美青年でした。