sorachinoのブログ

BLやラノベ、少女漫画、ロマンス小説、ミステリ小説、アニメ、ドラマ等のジャンルごった煮読書感想ブログ。お気に入り作品には★タグをつけています。ネタバレ多数、ご注意ください。コメント大歓迎です。不定期更新。

2018-01-01から1年間の記事一覧

服部まゆみ 『一八八八 切り裂きジャック』

一八八八 切り裂きジャック (クイーンの13)作者: 服部まゆみ出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1996/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見る この小説は1888年にロンドンで実際に起こった切り裂きジャック事件を題材…

ピーター・キャメロン 『最終目的地』

最終目的地 (新潮クレスト・ブックス)作者: ピーターキャメロン,Peter Cameron,岩本正恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/04/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (17件) を見る面白かったです! 人生の次のステップへ進むた…

髙樹のぶ子 『ナポリ 魔の風』

ナポリ 魔の風 (文春文庫)作者: 高樹のぶ子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/01/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 恵美子はナポリ滞在中に風変わりな男を紹介された。舞台美術家・ドニ鈴木。250年前のオペラ歌手の生れ変りと称する…

パトリック・バルビエ 『カストラートの歴史』

翻訳:野村正人 一時期、カストラート歌手という存在に興味を抱き、カストラートの登場する小説を読み漁っていました。そういう小説には文章の中に実在の人物の名前が出てくることが多いので、自然と歴史上の数々のカストラート歌手にも興味が出てきました。…

マルグリート・デ・モーア 『ヴィルトゥオーゾ』

私は、作者が当時のカストラートについてよく調べていることよりも、むしろ創作物のキャラクターとして通用するようなエピソード持ちのカッファレッリに感心しましたね。カッファレッリ、面白い人だったんだなー。

梨木香歩 『家守綺譚』

家守綺譚 [ 梨木香歩 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・な行ショップ: 楽天ブックス価格: 1,512円梨木香歩さんの小説『家守綺譚』を読みました。文庫版も発売されていますが、私が読んだのは新潮社より二〇〇四年一月…

イシノアヤ 『椿だより』

前作『椿びより』から年は経ち、椿くんの生活にささやかな変化が起きた。平岩の娘の史生は小学生になり、友達夫婦に赤ちゃんができた。一見代わり映えしないバツイチ男の平岩とマイペースな椿くんにもささやかな変化が…? 人と人とがめぐりあい、そだててゆ…

よしながふみ 『ジェラールとジャック』

本作は一冊読み終わった後の満足感が本当に凄くて、私は読み返すたびに「は~!いいもの読んだ~!」としみじみ読後感に浸ってしまいます。これ、たぶんストーリー展開の面白さそのもの以外にも、一冊分のボリュームがある程度充実していること、そしてメイ…

ポール・ドハティー 『毒杯の囀り』

毒杯の囀り (創元推理文庫)作者: ポール・ドハティー,古賀弥生出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/09/30メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (20件) を見る 1377年、ロンドン。富裕な貿易商トーマス・スプリンガル卿が、邸の自室で毒殺…

藤たまき 『アナトミア』

アナトミア (ミリオンコミックス)作者: 藤たまき出版社/メーカー: 大洋図書発売日: 2004/12/15メディア: コミック購入: 2人 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る 美術学生のルーサが恋したのは、エキセントリックで奔放な美術教師のエバだった。…

ポール・ドハティー 『赤き死の訪れ』

赤き死の訪れ (創元推理文庫)作者: ポールドハティー,Paul Doherty,古賀弥生出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/09/11メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (12件) を見る ロンドン塔の城守、ラルフ・ホイットン卿が塔内の居室で殺された…

今市子 『あしながおじさん達の行方』 全2巻

私は2巻の巻末に収録されている描き下ろしが好きなんですが、これは「あしながおじさん達」も主人公春日も、それぞれの人生を前に進んでいく様子が描かれているからです。この描き下ろしがあったからこそ爽やかな読後感になりました。 >> 「僕は両親とは縁…