富士山ひょうた 『不測ノ恋情 １』

不測ノ恋情 1 (Dariaコミックス)

デザイナー×編集長。仕事相手として出あった二人が、夜の新宿二丁目でばったり再会し……という話。マイペースな攻めが積極的に受けに迫っているんですが、受けの反応は冷ややかで、一応付き合うことになってからもあんまり甘い雰囲気は漂っておりません。お互い苗字にさん付けで呼び合っているし、敬語で喋りあっているし、二人っきりで居てもテンション低めで妙に他人行儀です。攻めはあんなに殺伐としたオーラを出してる受けによくめげずにアタックし続けられるなー、胆の太さが半端ないな。２巻になればもうちょっと距離は縮まるそうですが、この１巻だけだとまだまだラブラブになるには遠いという感じでした。

ちなみにこの漫画、同作者の『純情』シリーズで当て馬だったキャラを主人公としたスピンオフにあたります。『純情』好きにとっては、圭祐と将成が仲良さそうに二人暮らしをしている様子がほんの少し垣間見れるシーンがあって嬉しかったです。