sorachinoのブログ

BLやラノベ、少女漫画、ロマンス小説、ミステリ小説、アニメ、ドラマ等のジャンルごった煮読書感想ブログ。お気に入り作品には★タグをつけています。ネタバレ多数、ご注意ください。コメント大歓迎です。不定期更新。

BL小説

青桃リリカ 『恋結びは甘い秘めごと』

小説。縁結びの神様(受け)と神社の跡継ぎ(攻め)のカップルのお話。好きな人と他人の仲を取り持つはめに陥った縁結びの神様が主人公という設定に惹かれて買いました。 全体的に明るくて前向きなパワーが溢れている作品でした。ただ、きゃるるんとした天然…

沙野風結子『つる草の封淫』

読心力、テレパシー、サイコメトリーと呼ばれるような、他人の心の中や記憶を読める設定に昔から惹かれます。一般書籍でもそういった設定がある作品はつい手にとってしまいます。 つる草の封淫 (プラチナ文庫)作者: 沙野風結子,朝南かつみ出版社/メーカー: …

高遠琉加 『観賞用愛人』

攻めが雪山の別荘という陸の孤島に受けを閉じ込めて、手を出すわけでもなくただひたすら見つめ続ける、という本作。その中で音無の身の上と気持ちが明らかになっていくわけですが、本書のキーワードは、タイトルに『観賞用』とついてるだけあってこの攻めの…

神奈木智 『若きチェリストの憂鬱』

受けがチェリストを目指す学生です。チェロをやる代わりに匿名の援助者から学費や生活費を受けているという設定があり、一種のあしながおじさんBL版でした。クラシック音楽ものの創作物となるとピアノやヴァイオリンが主流を占めているので、チェロにスポ…

真瀬もと 『太陽は夜に惑う』

アラビア半島のペルシア湾に臨む架空の国を舞台にした小説でした。攻めのアーキルが魅力的でした。目的のためには受けすらも煙にまくような腹芸も出来るし、無駄口叩かずやるべきことをどんどんやるような有能さと冷静さも持ち合わせているし、粘り強いしね…

松岡なつき 『旅行鞄をしまえる日』

売れっ子モデルと、客船の客室担当乗務員とのお話。太平洋を南下中の豪華客船ブレイシング・ゼファー号の船上から物語は始まりますが、船の中よりも無人島でのシーンの方が物語の多くを占めていました。ボートが難破したため漂着を余儀なくされた島で、折り…

檜原まり子 『マリンブルーは密やかに』

船旅っていいですよねー。海ってただ眺めてるだけでも気持ちが落ち着くし、ロマンがあるし。人と船が行き交う港も素敵なスポットです。『船』『海』『港』がキーワードとなっているBL本はつい手にとってしまいます。 マリンブルーは密やかに (講談社X文庫…

高遠琉加 『溺れる戀』

溺れる戀 (SHYノベルス)作者: 高遠琉加,今市子出版社/メーカー: 大洋図書発売日: 2007/12/26メディア: 新書購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る昭和初期、倫敦に向けて横濱を出港した豪華客船青洋丸。船上でのお見合いのため乗船した…

春原いずみ 『真夜中に歌うアリア』

攻めは名高いテノール歌手、受けはソプラニスタの音大生。読んでる間は、全てを思うがままにする古典的なスーパー攻め様と、それに心酔し従順で大人しい受けという関係性のまま終わってしまうのかなと思っていたんですが、良い意味で予想を裏切られるラスト…

榎田尤利 『犬ほど素敵な商売はない』

デートクラブ所属の受けが犬、派遣先の客である攻めが御主人様となり、ごっこ遊びをする、というお話。閉じられた世界はどこか奇妙で歪んでいるけれど、そこに流れる空気は穏やかで、むしろ甘美ですらあります。すっごい萌えましたよ、この作品。

松岡なつき 『センター・コート』 全3巻

米国人×日本人のプロテニス選手同士のお話。この作品、大好きです!二人が親密になっていく様子が丁寧に描かれている上、スポ根モノや受けのシンデレラストーリー、攻めのトラウマ克服&スランプ脱出物語としても面白かったです。