サメマチオ　『ホテル・サラマンダー（１）』

とある富豪が山の中の静かな土地に作った会員制ホテルが舞台。まっとうな宿泊客はめったに来ませんが、時折望まぬ客も訪れます。悪魔や訪問販売員、シェフを引き抜きにきた人など。そんな訪問者と、彼らを出迎えるホテルスタッフ達の交流が描かれる１話完結型の短編連作漫画集でした。コメディ風味かつ人情話風味。

個人的な好みでいえば、正直サメマチオさんの本ならこの『ホテル・サラマンダー』よりも『マチキネマ』の方が好みだったなぁ。

というか、この作家さんなら私は昔ＨＰに掲載されていた『駆け込み訴え』が一番好きなんですよね。次点で、タイトルは忘れちゃったけど、独身男のもとに押しかけ女房が来る話。その２つ、どっかで単行本化されないだろうか。また読みたい。