2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧
私は『小向家の事情』が一番好みでした。男子小学生が自分の家庭の特異性に悶々とする話なのですが、淡々とした中にも味わい深さがあります。世の中、こんな形の家族もいるかもなーとなんとなく思いました。
後に炎の画家として名を残すフィンセント・ゴッホ、その弟テオ。画商であるテオを主人公に1885年に始まるパリ画壇界の物語です。絵も綺麗ですし、表紙もインパクトがあってつい手に取りたくなりますし、各見せ場もきっちり演出されており、新人ながら、まる…
59話の京都旅行話が印象深いですね。本シリーズはキャラクター達の手作り料理がメインとしていつも出てきますが、この59話は異色です。なんと京都に実在するお店のグルメ漫画になっているのです。短いページ数ながらテンポ良くこんなに京都旅情を盛り込める…
弁護士と美容師の40代の同居カップル。日々の食事作りを軸に、彼らの日常生活を描いていく料理漫画です。自分で料理をするようになってみると無性にこの作品を読みたくなりました。私はシロさんの買い物エピソードが好きで、 >> 買い物は狩猟(ハンティング…
この単行本には『キスしてMASTER』という短篇漫画も収録されています。本当はメイド型アンドロイドを注文したつもりだったのに、間違えてヒモ型アンドロイドを注文してしまった日本史教師と、ヒモ型アンドロイドのお話。表題作の『薔薇色エンペラー』…
どちらかといえば私は『それでも、やさしい恋をする』の方がより好みでした。派手な事件は起こらなくても、描写が繊細なのでとても読ませるんですよ。 先に相手に恋をしたのは受けなのですが、彼の片思いが健気で泣かせます。受けはモテるタイプで恋愛事の経…