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sorachinoのブログ

BLやラノベ、少女漫画、ロマンス小説等の読書感想ブログ。お気に入り作品には★タグをつけています。どちらかと言うと新刊より古い作品に言及することが多いかも。ネタバレ多数。コメント大歓迎です。

真生るいす 『日報群雲浪漫』

日報群雲浪漫 (ディアプラス・コミックス)

怪盗ものって小説・漫画・アニメを問わず人気で数多くの作品が世に出ていますよね。
もちろん私も大好きです。モーリス・ルブラン『怪盗紳士ルパン』、アニメ『キャッツ・アイ』、アニメ『ルパン3世』、立川恵怪盗セイント・テール』、杉崎ゆきるD・N・ANGEL』、種村有菜神風怪盗ジャンヌ』、青池保子エロイカより愛をこめて』、飯塚友佳子『怪盗Jを探せ!』、氷栗優『ゴージャス・カラット』、そしてBLでは本仁戻の『探偵青猫』、どれもワクワクしながら読んだり視聴したりしたものです。


というわけで、世間を賑わす怪盗を青年巡査が追いかける、というあらすじに惹かれてこの本を買ってみました。

本作の主要人物は、鮮やかな手口で盗みを働く正体不明の怪盗・蜘蛛、彼に振り回される実直な巡査の日吉、そして日吉の友人で伊達男の新聞記者・三井の3人です。蜘蛛からも三井からも迫られてしまう日吉の官能と苦悩の日々を描いています。


で、さっそくネタバレですが、上記の概要を読んだだけで大抵の人は蜘蛛の正体がわかりますよね?w ええ、そうです。あなたの予想は間違っていません。

キャッツ・アイ』しかり、『怪盗セイント・テール』しかり、『神風怪盗ジャンヌ』しかり、怪盗とは逮捕しようとする者のすぐ傍で昼の顔を持っているものなのです。バレたときに二人の関係はどうなのか!?というスリルを読者は楽しめますし、警察関係者が怪盗の正体に気付かないのは怪盗もの作品のお約束ですよね。

ただ、それにしても日吉は鈍いと思いますが。いくら暗がりだとしてもさすがにそれだけ接近してたら気付くでしょうよ!とツッコミたくなってしまう場面もありましたw 声とか体型とかその人の気配とか、近しい人ならなんとなく暗い所でもわかるもんだと思いますけどね。警官なのに日吉は鈍いにも程があると思うぞ。おかげで蜘蛛の正体がばれるかも!?という怪盗もの作品のお楽しみであるハラハラ感があんまりなかったような……。

また、窃盗シーンの描写の迫力や躍動感はもっとあっても良かった気がしますね。もちろんBL漫画ですから恋愛が主で構いませんが、それにしても怪盗と捕縛側が知恵比べをして手に汗握る展開の中で鮮やかな手並みで獲物を盗み出す怪盗・蜘蛛の姿を見たかったです。


ただ、BL萌えという点では見どころは多いですよ。まず、堅物な日吉に想いを寄せる軟派男・三井の純愛っぷりが可愛いかったです。この本、続きはあるんでしょうか? 日吉と三井の心が通い合ってだんだん面白くなってきたぞと言うところでこの巻は終わっているので、続きが気になります。

また、この『日報群雲浪漫』、何が良いって表紙のエロさです(笑) いやー、本当に綺麗だし色っぽいし、凄く良い絵ですよね。衣装は制服制帽で禁欲的なのに肌蹴てるわ拘束されてるわ、淫靡ですよ。なんか、ぐっときます。

本文の方も、日吉の腕を後ろ手に拘束してその下肢を蜘蛛が弄ぶ場面は萌えました。ホットな場面は良かったです。

戦前を思わせるレトロな時代背景も好みでした。浴衣姿とか、サーベルを腰に差した巡査の制服制帽姿とかも恰好良かったです。あと、個人的に路面電車の中で受けと攻めがばったり会うシーンも好きでした。

この作品、舞台はどこなんでしょうね? 港町で、外国人商人がいて、「尾上町」という地名が会話に出てきて、それなりに裕福な人たちもいて、路面電車が走っている街。やはり横浜でしょうか?


ところで、真生るいすさんといえば相撲業界を舞台にしたBL漫画『満員御礼』の作者さんでもあります。『満員御礼』上巻が面白かったので下巻の発売を私はずっと待っているんですが、なかなか発売のニュースを聞かず寂しいです。そちらの方も早く出てくれるといいな~。


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