sorachinoのブログ

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木下けい子 『召し上がれ愛を』

召し上がれ愛を (ディアプラス・コミックス)

召し上がれ愛を (ディアプラス・コミックス)

フレンチのシェフ×国家公務員。
真面目で堅物の受けが、攻めに甘く迫られてほだされる話でした。攻めはめげずに受けにアプローチを何回もかけてて凄いな。

料理人と官僚という組み合わせは面白いなぁと思います。二人の共通点といえば、同じマンションに住む隣人同士であること、同世代であること、くらいでしょうか。それ以外の面ではたぶん対極にある人物として設定されているのではないかと思います。「付き合いにくい」「ぶっちゃけ暗い」「話しにくい」などと影で言われてしまう人付き合いの下手な受けに対して、攻めは性格から察するにコミュニケーション能力高そうですし。職業も全然違い、ライフスタイルも違う。そういう違いからくるトラブルに直面しつつ、それでも互いの価値観に触れ合って世界を広げながら寄り添っていく二人というのをもうちょっと読んでみたかったです。単行本1冊分にしては少しエピソードが足りない気がするので、もっと掘り下げられていたらなと思いました。

それにしても攻めは職場が自分の住むマンションの1階なんてメチャクチャ職住近接ですね。羨ましい。