sorachinoのブログ

BLやラノベ、少女漫画、ロマンス小説等の読書感想ブログ。お気に入り作品には★タグをつけています。どちらかと言うと新刊より古い作品に言及することが多いかも。ネタバレ多数。コメント大歓迎です。

鹿乃しうこ  『Punch↑②』


 建築家×ガテンのお話の第二巻です。以前から出るのを待っていたので発売日の翌日さっそく手に入れました。正直、期待以上にこのお話が好きになりました。一巻より二巻の方がぐーっと面白くなった気がします。

建築家の牧は、型枠工の浩太との同棲を満喫★している。面倒見のいい浩太は家事が得意だし、ナイトライフvでは新たな発見の連続(鼻息)。子猫も増えてまさにスイートホーム! そんな幸福の中、生まれて初めて覚えた嫉妬が、エリートで大人なはずの牧を揺るがして…!

【好きなところ、萌えたところ】

絵が好き

 まず、絵について。前から思っていたんだけれど、鹿乃さんの描く長身攻めの首って良いですねー。太くて長くてがっしりしていて色気があって。足も、皆モデル並みに長ーい!マネキンのようにプロポーションが良いイケメン達です。画面がキラキラしてますよ。
 絵といえば、先日古めの鹿乃さんの漫画を少し読んだのですが、その頃と現在とでは絵も多少変わっているように見受けられました。やはり現在の方がバランスも良く安定しているような。ベテランな作家さんなのでもともと上手い方なんですが、ますます上手くなったなぁ、と感じます。


シリアスかつウェットな展開

 ストーリーはコミカル路線だった一巻よりも、二巻ではシリアスかつウェットな展開になっています。私はこのシリアス路線がツボにはまりました。二人の心の結びつきが強まっていく様子がわかりますし、受けが攻めと出逢ったことによってとても幸せそうになっていたので萌えるんです。受けの初恋の人へのよろめきと攻めの嫉妬も、なんかこう凄くあ〜恋愛物を読んだなぁ!という読後感がして満足満足。
 それにしても浩太って『P.P.B』に忍に絡む脇役として登場したときとは、ほんとに変わったよなぁ…。可愛くなってて、ヴィジュアルなんて別人だ。あのときの短髪は短髪で不器用で無骨な感じがして良かったし、今の美少年風さらさらストレートヘアーも良いですが。


受けの過去を受け止めようとする攻め

 受けの純潔性を尊ぶ傾向があるというか、対女性でも対男性でも性体験の少ない(あるいあまったく無い)受けというのもBL界では珍しくないのですが、この作品の受けは、攻めと付き合うようになる前にもそれなりの経験を積んでいるという設定になっています。
しかも受けと受けの初めての男には充分に強い絆があったように描かれているのが良かったなぁ。だからこそ受けの過去を受け止めようとする攻めの姿やその度量の広さも際立っていた!こんな包容力を見せられる人ってなかなかいないんじゃにかと。
牧は意外と大人だったんだなー。


味のある脇役

 脇役として、受けの中学時代からの友人西賀と、攻めの仕事上のパートナー和久井という二人の男性がいるんですが、この二人の脇役がどちらもなんか良いキャラでした。
 西賀くんは牧とのやりとりが面白い。なんだかんだいって仲良しっぽいし、結構良いコンビな気がするよー。西賀くんにはずっと浩太の良い友達でいてやって欲しいな。
 和久井は作者の鹿乃さん曰く、他人の恋バナを楽しく聞きつつも、本人は一人でも生きていけそうな人らしいけど、なるほど!すごくぴったりくるキャラだ!と思いました。そういう星の下に生まれたキャラクターはBL作品では主役を張ることは無いわけですが、なんかこの和久井という傍観者ポジションのキャラクターは好きだわ。
 忍と純佑も少しとはいえ登場していて『P.B.B』読者としては嬉しい限りです。忍もいつにもまして美人だったよ…!


4コマ漫画が面白い

 鹿乃さんの他のコミックスを読んでいる時も思うのですが、この方の4コマ漫画は毎回オチもしっかりあって面白いなあ。牧の好みをきっちり把握しきっている浩太!作家さんのサービス精神を感じて嬉しい。


【その他】

  • 猫鍋ってこの漫画で初めて知りまして、自分の流行遅れっぷりを再確認しつつ、さっそく動画を見に行ってきました。確かに可愛かった…!『P.B.B』でもヒロシネタをやっていましたし、鹿乃さんはこういう流行のものを結構漫画に取り入れているんですね。数年後に漫画を読み返したら「懐かしいネタだ!」と面白がれそうだ。

【まとめ】

面白かったー!!3巻!3巻!はやく!




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