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sorachinoのブログ

BLやラノベ、少女漫画、ロマンス小説等の読書感想ブログ。お気に入り作品には★タグをつけています。どちらかと言うと新刊より古い作品に言及することが多いかも。ネタバレ多数。コメント大歓迎です。

桜木知沙子 『兄弟にはなれない』

兄弟にはなれない (キャラ文庫)作者: 桜木知沙子,山本小鉄子出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2011/07/27メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る親同士の再婚によって義理の兄弟になった二人のお話です。 漫画家(23)×歯科医療…

秋月こお『スサの神謡』

案外あっさり物語が終結した気がしますが、まぁこれは恋愛に主眼を置くBL作品ですからしょうがないですかね。むしろ、ちゃんとラブラブカップルのイチャイチャを盛大に書きつつ、また、イワレヒコの体液が白い花に変じたりラオウの体液がイワナになったり…

真瀬もと 『背中合わせのくちづけ』 2~3巻

元心臓外科医の司法省の捜査官ウィリアムと、神父のオーブリーの話です。2巻終盤でウィリアムはオーブリーへの愛を自覚します。凄いのが、そこから全てを捨ててオーブリーを自分だけのものにしようと決意し、それを実行すること。あれだけ力を注いでいた亡妻…

かわい有美子『ルーデンドルフ公と森の獣』

カップリングは洋館の持ち主のドイツ人×建築学が専門のオーバードクターでした。 森の中の古くて豪華な洋館、人狼、貴公子のようなゲルマン系の美男子、どこか「美女と野獣」を思わせるストーリー展開というお伽噺めいた要素が散りばめられた本作。こういう…

たけうちりうと 『君の心に天使の輪』『夢に囁く天使の声』

祁内の正体が謎すぎていっそ面白いです。作中でもヒントは出されるんですが、これこれこういう存在なのですよとそのものズバリの親切な回答を作者は最後まで明かしていません。謎は謎のままという方針のようです。この人、本当に何者なんでしょう?優しいけ…

木原音瀬 『吸血鬼と愉快な仲間たち』 1

この第一巻では恋愛要素はほとんどなく、吸血鬼という特異体質の外国人主人公が日本という異郷で生活していく場所と親密な関係を築ける人を獲得していくというのが話の軸になっています。まさにタイトル通り『吸血鬼と愉快な仲間たち』なのですよね。“吸血鬼…

真瀬もと 『背中合わせのくちづけ』1巻

31歳のぬいぐるみデザイナー×20歳前後の殺し屋のお話。舞台は禁酒法時代のアメリカ、ギャングスターの抗争が激化するシカゴとその郊外の湖岸の街エヴァンストンです。住む世界の異なる殺し屋を愛した攻めの懐の深さがハンパじゃなかったです。

きたざわ尋子 『だまされたい』

攻めは詐欺師、受けはその異母弟という片瀬×深里シリーズの第一弾。良い意味でストーリーもキャラクター設定もこれぞ王道のBL!といいたくなるようなテンプレてんこ盛りな作品。私はこのシリーズ大好きです。この作品の何が好きって、ずばり攻めのキャラク…

Unit Vanilla 『胡蝶の誘惑』

アメリカ人外科医×製薬会社勤務の日本人研究者のお話。攻めが黒人という珍しい点は良かったです。受けの「グレッグの手のひら、白くて可愛い」等の口説き文句を読んで、そういえば日本では日本人と黒人のカップルを描いた作品ってBLに限らずまだまだ少ないよな…

剛しいら 『ボクサーは犬になる   ドクター×ボクサー1』

外科医×ボクサーの年の差カップル。私は恋人になった第二話以降が特に好きです。絆を深めながら自分達の生活をどうやって守っていこうか、と二人が努力し合っている姿は読んでいて快い。

高遠琉加 『愛と混乱のレストラン 1』

舞台は高級フレンチレストラン、シェフ×支配人。受けと攻めの恋愛譚であるだけでなく、一軒のレストランを再興させるという一つの目標に向かってチームで一丸となって頑張るお話でもあって、その辺りが楽しかったです。それぞれが持つ技能と知識を活かし力を…

木原音瀬 『牛泥棒』

明治時代を舞台にした植物学者×下働きのお話です。年下主攻め、敬語受け。とても面白かったです。攻めの亮一郎は可愛気のある年下の亭主関白男っぽいです。「お前も俺に接吻しろ」とか、何故受けの徳馬が泣いているのかわからなくて「お前が作った夕餉を食わ…

剛しいら 『月の秘密』『星の秘密』

吸血鬼シリーズ3部作の1冊目『月の秘密』と、3冊目『星の秘密』を読みました。1冊目の『月の秘密』の方が、キャラクターもストーリーも好きでしたね。 主人公の吸血鬼である巴の設定が面白いのです。ワイルド系な男性が好みのゲイなのに食欲がわくのは女…

凪良ゆう 『まばたきを三回』

田舎町の陶器職人×幼少期に東京から村へ療養に来ていた同級生のお話。恋人であった受けの訃報を告げられ絶望と孤独の日々を過ごしていた攻めの前に、幽霊になったという受けが現れます。受けの姿を見れるのは攻めだけ、けれど姿は見えても体に触れることはで…

椹野道流 『くろねこ屋歳時記 壱の巻』

素敵な庭のある洋館で営業しているカフェが舞台と聞いて買ってみました。飲食店にまつわるお話ってBLに限らず大好きなので、つい手に取ってしまいます。オーナー、従業員、そして常連客などカフェに関する人々の恋模様を描く群像劇で、一話ごとに主人公が…

一穂ミチ 『アロー』

舞台は受けが一人でマイペースに切り盛りしている場末のバー。そこへ中学時代の同級生である攻めがやってきて、飲んだくれたのをきっかけにバーの上階に住む受けの元に身を寄せることとに……、という設定に心惹かれて手に取りました。同居する二人の細やかな…

夜光花 『ミステリー作家串田寥生の考察』

ミステリ作家×担当編集。一緒に取材で訪れた瀬戸内海の小さな離島で物語は進んでいきます。島への船は高松港から一日一便のみ、人口は200人未満、過疎化が進み観光客もめったに訪れないその女凪島では、ちょうど7年ぶりに神鎮祭が行われようとしていました…

沙野風結子 『蛇淫の血』

ヤクザ×美大生。離れて暮らしてきた暴力団組長の実父によって跡目に突然指名された主人公の受け。それが原因で異母兄によって命を狙われることとなったため、護衛役兼教育係のヤクザの攻めに軟禁される破目になり……、というストーリー。最初から軽めのスカと…

砂原糖子 『ヤクザとネバーランド』

主人公(受け)が亡くなった父親の跡を継いで巣鴨に基盤を持つ弱小暴力団の二代目組長になるお話でした。攻めもヤクザで、受けの幼馴染かつ部下という間柄。主従、ヤクザ、年下攻め、そういうキーワードがお好きな方は楽しめると思います。高城たくみさんの…

かわい有美子 『銀の雫の降る都』

二人ともなんとなく似た雰囲気を持っているキャラクターで、惹かれあうのもわかるなぁと思わせるものがありました。二人とも静謐、純粋、清廉、そんな感じの人達で、じんわりと誠実に愛を育んでいる様子が微笑ましいです。 受けの近侍兼攻めの世話係のメルテ…

水原とほる 『義を継ぐ者』

年下で自分より序列が下だった相手がいきなり自分の直属の上司になるって、結構キツいですよね。受けは淡々とその状況を受け入れていましたが、かねてから気になってちょっかいをかけていた相手を思いがけず配下にすることができた攻めの言動が浮かれすぎで…

五百香ノエル 『運命はすべて、なるようになる 上』

プロテニスプレーヤーと高級男娼の二束のわらじを履く主人公、というなかなか異色の設定のお話だったのです。日本で行われたトーナメントにおいて受けの戦績がボロボロだったことについて、テニス界の王者が受けを叱り付けるシーン等はスポ根物の匂いがあり…

鳩かなこ 『東京白波夜話 暁闇に咲う』

ツボだったのは攻めの藤吉。狐顔の短髪、凄腕の掏り、わりと口数は少なめ、江戸っ子弁、というキャラクターなのですが、この攻めが受けの世話をこれでもかと焼きまくるのです。 >> 「俺だったら羽を切って檻に入れて絶対に外に出さねェ。手の届くところでは…

夜光花 『薔薇の刻印』

吸血鬼物のBLです。この1巻では現代日本の田舎町が主な舞台となっています。思った以上にスプラッタシーンが多く、登場人物たちも次々亡くなっていくので、読んでいて結構びっくりしました。まだ1巻というのに驚異の死亡率の高さなんですよ。けれど、主…

谷崎泉 『ドロシーの指輪』

がめつかったり、たかり屋体質だったりと、お金に汚いキャラが結構いるのがこのお話のユニークなところです。なにしろ受からして相当な守銭奴ですし、主人公の攻め自身も昔からの幼馴染を財布扱いしてますし。お金や高価な美術品を手に入れようと登場人物た…

小林典雅 『嘘と誤解は恋のせい』

隣に住むサラリーマンに恋をした内気な大学生。なんとかサラリーマンに近づきその好みのタイプを知ろうと、大学の授業の一環でと嘘をつきアンケートを頼む……、というお話。コメディです。確かに、奇抜な質問のアンケートに驚くサラリーマンの反応とか可笑し…

杉原理生 『薔薇と接吻』 『夜を統べる王』

吸血鬼や狼男などが登場するファンタジーBLです。『薔薇の接吻』では、受けが20歳になるまで手を出さないという誓いをたてたために、攻めは思わせぶりに受けを誘惑するものの、最後までは手を出さずじっと我慢しています。一方、受けはそんな誓いは気に…

遠藤春日 『砂楼の花嫁』

中東の砂漠の国の皇太子と、そこへ派遣された東欧の国の軍人によるラブストーリーです。主人公が控えめで儚げな麗人という綺麗なお嫁さんタイプだったり、相手が砂漠の国の男らしい外見のプリンスだったり、スイスのレマン湖のほとりの古城で愛を確かめあっ…

篁 釉以子 『妖しの恋の物語』

日本神話をモチーフとしたライトなノリのBLファンタジーです。キャラクター的には月夜観×輝津馳カップルが好みだったな。ショタには関心の薄いたちなのですが、なんか輝津馳のアホの子っぷりが可愛くて。 ただし、2作ともストーリーは他愛がないというか…

青桃リリカ 『恋結びは甘い秘めごと』

小説。縁結びの神様(受け)と神社の跡継ぎ(攻め)のカップルのお話。好きな人と他人の仲を取り持つはめに陥った縁結びの神様が主人公という設定に惹かれて買いました。 全体的に明るくて前向きなパワーが溢れている作品でした。ただ、きゃるるんとした天然…

沙野風結子『つる草の封淫』

読心力、テレパシー、サイコメトリーと呼ばれるような、他人の心の中や記憶を読める設定に昔から惹かれます。一般書籍でもそういった設定がある作品はつい手にとってしまいます。 つる草の封淫 (プラチナ文庫)作者: 沙野風結子,朝南かつみ出版社/メーカー: …

高遠琉加 『観賞用愛人』

攻めが雪山の別荘という陸の孤島に受けを閉じ込めて、手を出すわけでもなくただひたすら見つめ続ける、という本作。その中で音無の身の上と気持ちが明らかになっていくわけですが、本書のキーワードは、タイトルに『観賞用』とついてるだけあってこの攻めの…

神奈木智 『若きチェリストの憂鬱』

受けがチェリストを目指す学生です。チェロをやる代わりに匿名の援助者から学費や生活費を受けているという設定があり、一種のあしながおじさんBL版でした。クラシック音楽ものの創作物となるとピアノやヴァイオリンが主流を占めているので、チェロにスポ…

真瀬もと 『太陽は夜に惑う』

アラビア半島のペルシア湾に臨む架空の国を舞台にした小説でした。攻めのアーキルが魅力的でした。目的のためには受けすらも煙にまくような腹芸も出来るし、無駄口叩かずやるべきことをどんどんやるような有能さと冷静さも持ち合わせているし、粘り強いしね…

松岡なつき 『旅行鞄をしまえる日』

売れっ子モデルと、客船の客室担当乗務員とのお話。太平洋を南下中の豪華客船ブレイシング・ゼファー号の船上から物語は始まりますが、船の中よりも無人島でのシーンの方が物語の多くを占めていました。ボートが難破したため漂着を余儀なくされた島で、折り…

檜原まり子 『マリンブルーは密やかに』

船旅っていいですよねー。海ってただ眺めてるだけでも気持ちが落ち着くし、ロマンがあるし。人と船が行き交う港も素敵なスポットです。『船』『海』『港』がキーワードとなっているBL本はつい手にとってしまいます。 マリンブルーは密やかに (講談社X文庫…

高遠琉加 『溺れる戀』

溺れる戀 (SHYノベルス)作者: 高遠琉加,今市子出版社/メーカー: 大洋図書発売日: 2007/12/26メディア: 新書購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る昭和初期、倫敦に向けて横濱を出港した豪華客船青洋丸。船上でのお見合いのため乗船した…

春原いずみ 『真夜中に歌うアリア』

攻めは名高いテノール歌手、受けはソプラニスタの音大生。読んでる間は、全てを思うがままにする古典的なスーパー攻め様と、それに心酔し従順で大人しい受けという関係性のまま終わってしまうのかなと思っていたんですが、良い意味で予想を裏切られるラスト…

榎田尤利 『犬ほど素敵な商売はない』

デートクラブ所属の受けが犬、派遣先の客である攻めが御主人様となり、ごっこ遊びをする、というお話。閉じられた世界はどこか奇妙で歪んでいるけれど、そこに流れる空気は穏やかで、むしろ甘美ですらあります。すっごい萌えましたよ、この作品。

松岡なつき 『センター・コート』 全3巻

米国人×日本人のプロテニス選手同士のお話。この作品、大好きです!二人が親密になっていく様子が丁寧に描かれている上、スポ根モノや受けのシンデレラストーリー、攻めのトラウマ克服&スランプ脱出物語としても面白かったです。