sorachinoのブログ

BLやラノベ、少女漫画、ロマンス小説、ミステリ小説、アニメ、ドラマ等のジャンルごった煮読書感想ブログ。お気に入り作品には★タグをつけています。ネタバレ多数、ご注意ください。コメント大歓迎です。不定期更新。

藤たまき

藤たまき 『アナトミア』

アナトミア (ミリオンコミックス)作者: 藤たまき出版社/メーカー: 大洋図書発売日: 2004/12/15メディア: コミック購入: 2人 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る 美術学生のルーサが恋したのは、エキセントリックで奔放な美術教師のエバだった。…

藤たまき 『密告』

センの特異な睡眠状態を治療するという展開に進むのではなく、センは今後もショートスリーパーであり続けるというラストになっています。この結論、なかなか味わい深いと思いました。センにとってショートスリーパーであることは自然なことであり、特に健康…

藤たまき 『私小説』

この漫画は、文章という世界で垣間見えた人の側面に感動した、そんな藤さんの経験が描かせたお話だそうです。書くことの快楽を語る教師が登場するのですが、非常に共感できる台詞を言っていました。「一見つまらなく見えるかもしれないけど……。文字を書くと…

藤たまき 『銀のバッチ』『約束』

この作品の何が圧巻かって、リリカルなモノローグの凄さ。キャラクターたちの繊細な心の動きを丹念にたどっており、とても引き込まれます。読んでいるとちょっと気恥ずかしくなるくらいの言い回しが多いのですが、きっとハマる人はハマると思います。基本、…

藤たまき 『夏の名残りのばら』

ヴァイオリン職人を目指す少年・データと、同世代のヴァイオリニストの卵の少年ルースとの友情や成長を描いた作品です。舞台は北米の田舎町。藤たまきさんの漫画はどれもリリカルで透明感がありますが、少年の成長がテーマのこの本は特にその作風にぴったり…

藤たまき 『遊覧船』

小説家×船着場の売店のアルバイトのお話。この『遊覧船』、乙女心をくすぐられるというか、なんだか凄く胸がキュンキュンする作品でした。漂う雰囲気は優しく、台詞もセンシティブでどこか切なさがあるし、受けも攻めも可愛いです。ギャグシーンも微笑ましく…

藤たまき 『アタ』

面白かったです。受けと攻めは幼馴染で兄弟のように1つの屋根の下で一緒に生い育ってきた二人。攻めは私立高校2年生、受けは一つ年下の書店員です。表紙や背景の繊細な美しさ、そして真っ向勝負の三角関係を堪能できる作品です。