sorachinoのブログ

BLやラノベ、少女漫画、ロマンス小説、ミステリ小説等のジャンルごった煮読書感想ブログ。お気に入り作品には★タグをつけています。ネタバレ多数、ご注意ください。コメント大歓迎です。月一更新を目指し、毎月15日0時更新予定。

服部まゆみ 『一八八八 切り裂きジャック』

一八八八 切り裂きジャック (クイーンの13)作者: 服部まゆみ出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1996/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見る この小説は1888年にロンドンで実際に起こった切り裂きジャック事件を題材…

ピーター・キャメロン 『最終目的地』

最終目的地 (新潮クレスト・ブックス)作者: ピーターキャメロン,Peter Cameron,岩本正恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/04/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (17件) を見る面白かったです! 人生の次のステップへ進むた…

髙樹のぶ子 『ナポリ 魔の風』

ナポリ 魔の風 (文春文庫)作者: 高樹のぶ子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/01/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 恵美子はナポリ滞在中に風変わりな男を紹介された。舞台美術家・ドニ鈴木。250年前のオペラ歌手の生れ変りと称する…

パトリック・バルビエ 『カストラートの歴史』

翻訳:野村正人 一時期、カストラート歌手という存在に興味を抱き、カストラートの登場する小説を読み漁っていました。そういう小説には文章の中に実在の人物の名前が出てくることが多いので、自然と歴史上の数々のカストラート歌手にも興味が出てきました。…

マルグリート・デ・モーア 『ヴィルトゥオーゾ』

私は、作者が当時のカストラートについてよく調べていることよりも、むしろ創作物のキャラクターとして通用するようなエピソード持ちのカッファレッリに感心しましたね。カッファレッリ、面白い人だったんだなー。

梨木香歩 『家守綺譚』

家守綺譚 [ 梨木香歩 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・な行ショップ: 楽天ブックス価格: 1,512円梨木香歩さんの小説『家守綺譚』を読みました。文庫版も発売されていますが、私が読んだのは新潮社より二〇〇四年一月…

イシノアヤ 『椿だより』

前作『椿びより』から年は経ち、椿くんの生活にささやかな変化が起きた。平岩の娘の史生は小学生になり、友達夫婦に赤ちゃんができた。一見代わり映えしないバツイチ男の平岩とマイペースな椿くんにもささやかな変化が…? 人と人とがめぐりあい、そだててゆ…

よしながふみ 『ジェラールとジャック』

本作は一冊読み終わった後の満足感が本当に凄くて、私は読み返すたびに「は~!いいもの読んだ~!」としみじみ読後感に浸ってしまいます。これ、たぶんストーリー展開の面白さそのもの以外にも、一冊分のボリュームがある程度充実していること、そしてメイ…

ポール・ドハティー 『毒杯の囀り』

毒杯の囀り (創元推理文庫)作者: ポール・ドハティー,古賀弥生出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/09/30メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (20件) を見る 1377年、ロンドン。富裕な貿易商トーマス・スプリンガル卿が、邸の自室で毒殺…

藤たまき 『アナトミア』

アナトミア (ミリオンコミックス)作者: 藤たまき出版社/メーカー: 大洋図書発売日: 2004/12/15メディア: コミック購入: 2人 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る 美術学生のルーサが恋したのは、エキセントリックで奔放な美術教師のエバだった。…

ポール・ドハティー 『赤き死の訪れ』

赤き死の訪れ (創元推理文庫)作者: ポールドハティー,Paul Doherty,古賀弥生出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2007/09/11メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (12件) を見る ロンドン塔の城守、ラルフ・ホイットン卿が塔内の居室で殺された…

今市子 『あしながおじさん達の行方』 全2巻

私は2巻の巻末に収録されている描き下ろしが好きなんですが、これは「あしながおじさん達」も主人公春日も、それぞれの人生を前に進んでいく様子が描かれているからです。この描き下ろしがあったからこそ爽やかな読後感になりました。 >> 「僕は両親とは縁…

リンダ・ハワード 『ふたりだけの荒野』

南北戦争終結から数年後という19世紀アメリカを舞台にしたロマンス小説。 面白かったです。実は、初読は図書館で借りたことがきっかけだったんですが、読み進むうち手元に置きたくなってその後本屋さんで買いました。 かつて南軍の精鋭兵士だったマッケイ…

basso 『amato amaro』

この短編漫画集の中で一番好きだったのは、『differenza(ディッフェレンツァ)』でした。パオロの結婚を祝うため、双子の弟であるマウロは、ゲイのパートナーを連れて帰郷します。まともな道を歩み父のお気に入りのパオロと、父の覚えがめでたくないマウロ。…

basso 『クマとインテリ』

イタリア政治家シリーズ第1弾。抑えた色調の中にソファの赤が映える表紙、格好良すぎですよね? お洒落度ハンパない……! このインパクトにそそられて、つい表紙買いした人も多かったのではないでしょうか。 表題作『クマとインテリ』は、カメラマン×インテリ…

縞田理理 『モンスターズ・イン・パラダイス』 全3巻

このお話は世界観がとてもファンタジックで魅力的です。 何気なくポクポクと道を歩いるセントールとすれ違ったり、食事の席でヴァンピールと隣り合ったり、スフィンクスとエレベーターに一緒に乗ったり、という生活を想像すると凄くワクワクするなぁ。いや、…

キヅナツキ 『リンクス』

4組の中では、私は彫金師×サラリーマンが一番好きでした。一日ごとに近づいていく二人の距離感が良いです。猫と戯れつつ、一緒にごはんを食べる心地よい関係が自然でした。あ、ちなみにこの二人は受け攻め逆かもしれないという示唆がおまけの 4コマ漫画や人…

田亀源五郎 『弟の夫』 2

弟の夫 : 2 (アクションコミックス)作者: 田亀源五郎出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2016/01/16メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る弥一と夏菜の父娘、そして弥一の亡弟と同性婚していたマイク。そんな3人の交流を丁寧に描いた第二弾。 …

アニメ 『昭和元禄落語心中』 第9~13話

第9話 真打昇進と助六破門の回。退廃的なムードの中で抱き合う助六とみよ吉のシーンが艶っぽかったです。第4話で雨の降る日にみよ吉が菊の脚をさするシーンもそうでしたが、このアニメはアダルティーな雰囲気作りが上手いですね。直接的な性描写はないのに…

アニメ 『昭和元禄落語心中』 第5~8話

アニメ『昭和元禄落語心中』の第5~8話の感想です。いずれ原作漫画の感想記事も別途あげたいと思いますので、ストーリーについてはそちらで触れることとして、この記事では前回に引き続きアニメオリジナル部分についてを中心に書いていきます。 第5話 鹿芝…

アニメ 『昭和元禄落語心中』 第1~4話

雲田はるこさんの漫画を原作とする『昭和元禄落語心中』の地上波でのアニメ化は、1巻発売当初から漫画を買い続けてきて全巻揃えている原作ファンとしては本当に嬉しかったし、感慨深いです。 第一話から最終話までアニメは全話観ましたので、以下に各話の感…

ジュシュ・ラニョン 『欠けた景色 In Plain Sight 』

M/Mの短編小説です。舞台はアメリカ、アイダホ州のベアレイク郡。主人公であるFBI特別捜査官のナッシュ・ウェストは、研修講師としてベアレイクに短期滞在することになります。その間、地元のモントピリア警察署の警部グレン・ハーロウと深い仲になるも…

木下けい子『いつも王子様が』

『いつも王子様が』を読んでいて思ったのが、ジョックとナードが恋愛するとこんな感じになりそうだなぁ、ということ。この二人って性格は正反対だし、興味や趣味の方向性もかなり違う気がするんですが(共通点はテニスくらい?)、よくカップルにまとまった…

えすとえむ 『ゴロンドリーナ』 1~5

闘牛素人をして一気に5巻の闘牛士漫画を読ませる魅力があるのですから、『ゴロンドリーナ』は凄い作品です。私はこの漫画を読んで初めて、思っていた以上に闘牛とは様式美を重視するものなのだと知りました。スペイン、闘牛、フラメンコ、エラ・クラシコ…な…

青井秋 『百年結晶目録』

この本の重要なモチーフは「鉱物」なのですが、それに合わせてかなり凝った装丁になっていました。裏表紙、扉絵、頁数の書かれた頁下部、著者近影欄、カバー下、など至る所に鉱物のイラストが散りばめられています。金色と淡いベージュを基調に鉱物や植物の…

桜木知沙子 『兄弟にはなれない』

兄弟にはなれない (キャラ文庫)作者: 桜木知沙子,山本小鉄子出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2011/07/27メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る親同士の再婚によって義理の兄弟になった二人のお話です。 漫画家(23)×歯科医療…

えすとえむ 『エバーアフター』

ハッピーエンドで終わった『人魚姫』が一番好みでした。リゾート開発会社社長×人魚と言い張る謎の青年のお話です。ベッドインするの早いなきみらwと突っ込みたくなったけど、受けは自分の命よりも相手の命を選ぶし、攻めは自分の命の危機を顧みず2回も相手…

秋月こお『スサの神謡』

案外あっさり物語が終結した気がしますが、まぁこれは恋愛に主眼を置くBL作品ですからしょうがないですかね。むしろ、ちゃんとラブラブカップルのイチャイチャを盛大に書きつつ、また、イワレヒコの体液が白い花に変じたりラオウの体液がイワナになったり…

文乃ゆき 『ひだまりが聴こえる』

表紙買いです。本当に表紙のイラスト、綺麗ですよね。優しい木漏れ日が降り注ぐ緑豊かな大学の構内の雰囲気がとてもよく伝わってきます。繊細で美しくて凄く好きな絵です。 どういう家庭環境で育ってどういう人間になったのかなど、回想シーンを多用して丁寧…

真瀬もと 『背中合わせのくちづけ』 2~3巻

元心臓外科医の司法省の捜査官ウィリアムと、神父のオーブリーの話です。2巻終盤でウィリアムはオーブリーへの愛を自覚します。凄いのが、そこから全てを捨ててオーブリーを自分だけのものにしようと決意し、それを実行すること。あれだけ力を注いでいた亡妻…