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sorachinoのブログ

BLやラノベ、少女漫画、ロマンス小説等の読書感想ブログ。お気に入り作品には★タグをつけています。どちらかと言うと新刊より古い作品に言及することが多いかも。ネタバレ多数。コメント大歓迎です。

basso 『amato amaro』

この短編漫画集の中で一番好きだったのは、『differenza(ディッフェレンツァ)』でした。パオロの結婚を祝うため、双子の弟であるマウロは、ゲイのパートナーを連れて帰郷します。まともな道を歩み父のお気に入りのパオロと、父の覚えがめでたくないマウロ。…

basso 『クマとインテリ』

イタリア政治家シリーズ第1弾。抑えた色調の中にソファの赤が映える表紙、格好良すぎですよね? お洒落度ハンパない……! このインパクトにそそられて、つい表紙買いした人も多かったのではないでしょうか。 表題作『クマとインテリ』は、カメラマン×インテリ…

縞田理理 『モンスターズ・イン・パラダイス』 全3巻

このお話は世界観がとてもファンタジックで魅力的です。 何気なくポクポクと道を歩いるセントールとすれ違ったり、食事の席でヴァンピールと隣り合ったり、スフィンクスとエレベーターに一緒に乗ったり、という生活を想像すると凄くワクワクするなぁ。いや、…

キヅナツキ 『リンクス』

4組の中では、私は彫金師×サラリーマンが一番好きでした。一日ごとに近づいていく二人の距離感が良いです。猫と戯れつつ、一緒にごはんを食べる心地よい関係が自然でした。あ、ちなみにこの二人は受け攻め逆かもしれないという示唆がおまけの 4コマ漫画や人…

田亀源五郎 『弟の夫』 2

弟の夫 : 2 (アクションコミックス)作者: 田亀源五郎出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2016/01/16メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る弥一と夏菜の父娘、そして弥一の亡弟と同性婚していたマイク。そんな3人の交流を丁寧に描いた第二弾。 …

アニメ 『昭和元禄落語心中』 第9~13話

第9話 真打昇進と助六破門の回。退廃的なムードの中で抱き合う助六とみよ吉のシーンが艶っぽかったです。第4話で雨の降る日にみよ吉が菊の脚をさするシーンもそうでしたが、このアニメはアダルティーな雰囲気作りが上手いですね。直接的な性描写はないのに…

アニメ 『昭和元禄落語心中』 第5~8話

アニメ『昭和元禄落語心中』の第5~8話の感想です。いずれ原作漫画の感想記事も別途あげたいと思いますので、ストーリーについてはそちらで触れることとして、この記事では前回に引き続きアニメオリジナル部分についてを中心に書いていきます。 第5話 鹿芝…

アニメ 『昭和元禄落語心中』 第1~4話

雲田はるこさんの漫画を原作とする『昭和元禄落語心中』の地上波でのアニメ化は、1巻発売当初から漫画を買い続けてきて全巻揃えている原作ファンとしては本当に嬉しかったし、感慨深いです。 第一話から最終話までアニメは全話観ましたので、以下に各話の感…

ジュシュ・ラニョン 『欠けた景色 In Plain Sight 』

M/Mの短編小説です。舞台はアメリカ、アイダホ州のベアレイク郡。主人公であるFBI特別捜査官のナッシュ・ウェストは、研修講師としてベアレイクに短期滞在することになります。その間、地元のモントピリア警察署の警部グレン・ハーロウと深い仲になるも…

木下けい子『いつも王子様が』

『いつも王子様が』を読んでいて思ったのが、ジョックとナードが恋愛するとこんな感じになりそうだなぁ、ということ。この二人って性格は正反対だし、興味や趣味の方向性もかなり違う気がするんですが(共通点はテニスくらい?)、よくカップルにまとまった…

えすとえむ 『ゴロンドリーナ』 1~5

闘牛素人をして一気に5巻の闘牛士漫画を読ませる魅力があるのですから、『ゴロンドリーナ』は凄い作品です。私はこの漫画を読んで初めて、思っていた以上に闘牛とは様式美を重視するものなのだと知りました。スペイン、闘牛、フラメンコ、エラ・クラシコ…な…

青井秋 『百年結晶目録』

この本の重要なモチーフは「鉱物」なのですが、それに合わせてかなり凝った装丁になっていました。裏表紙、扉絵、頁数の書かれた頁下部、著者近影欄、カバー下、など至る所に鉱物のイラストが散りばめられています。金色と淡いベージュを基調に鉱物や植物の…

桜木知沙子 『兄弟にはなれない』

兄弟にはなれない (キャラ文庫)作者: 桜木知沙子,山本小鉄子出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2011/07/27メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る親同士の再婚によって義理の兄弟になった二人のお話です。 漫画家(23)×歯科医療…

えすとえむ 『エバーアフター』

ハッピーエンドで終わった『人魚姫』が一番好みでした。リゾート開発会社社長×人魚と言い張る謎の青年のお話です。ベッドインするの早いなきみらwと突っ込みたくなったけど、受けは自分の命よりも相手の命を選ぶし、攻めは自分の命の危機を顧みず2回も相手…

秋月こお『スサの神謡』

案外あっさり物語が終結した気がしますが、まぁこれは恋愛に主眼を置くBL作品ですからしょうがないですかね。むしろ、ちゃんとラブラブカップルのイチャイチャを盛大に書きつつ、また、イワレヒコの体液が白い花に変じたりラオウの体液がイワナになったり…

文乃ゆき 『ひだまりが聴こえる』

表紙買いです。本当に表紙のイラスト、綺麗ですよね。優しい木漏れ日が降り注ぐ緑豊かな大学の構内の雰囲気がとてもよく伝わってきます。繊細で美しくて凄く好きな絵です。 どういう家庭環境で育ってどういう人間になったのかなど、回想シーンを多用して丁寧…

真瀬もと 『背中合わせのくちづけ』 2~3巻

元心臓外科医の司法省の捜査官ウィリアムと、神父のオーブリーの話です。2巻終盤でウィリアムはオーブリーへの愛を自覚します。凄いのが、そこから全てを捨ててオーブリーを自分だけのものにしようと決意し、それを実行すること。あれだけ力を注いでいた亡妻…

真生るいす 『日報群雲浪漫』

この『日報群雲浪漫』、何が良いって表紙のエロさです(笑) いやー、本当に綺麗だし色っぽいし、凄く良い絵ですよね。衣装は制服制帽で禁欲的なのに肌蹴てるわ拘束されてるわ、淫靡ですよ。なんか、ぐっときます。本文の方も、日吉の腕を後ろ手に拘束してその…

アヴァ・マーチ 『貴族の恋は禁断の香り』

二人の仲を進展させるきっかけを作るのはたいていオリヴァーの方からでしたので、この人結構思い切りの良いタイプだと思います。そういう意外なところは良かったです。あと、最後の方にあったリバ、本書で一番萌えた展開でした。中でも特にオリヴァーがヴィ…

元ハルヒラ 『虎穴ダイニング』

頭部まるごとリアル路線な虎な男が攻め、という本作。彼が「覆面レスラーやってるから」の一言で冒頭の済まそうとする1ページ目、笑いました。面白すぎ。いやいやいや、可笑しいでしょその言い分は!マスクってレベルじゃないwと読者の誰もがつっこんだと…

鹿乃しうこ 『君さえいれば…』

表題作の『君さえいれば…』は、親子ほどに年の差のあるリバカップルのお話。この作品の何が珍しいって、四十路を越えた男ヤモメの舅と、若く情熱的な娘婿との恋愛が描かれているところです。耕造と謙二郎は、同じ会社の上司と部下であり、戸籍上は義理の父と…

トジツキハジメ 『蝶尾』

カバー絵、すごく良いですよね! 差し込んだ夏の日が微妙な陰影を作り出す日本家屋、漂う空気はどこか気だるげで、男と、和装の青年と、そして金魚鉢。本編もこのカバー絵通りの静謐な雰囲気が溢れていました。幻想文学の小説家とまるで蝶のような尾を持つ美…

ジョシュ・ラニョン 『フェア・ゲーム』

舞台はシアトルとその郊外、FBI捜査官×大学教授。男子学生の失踪事件というミステリーと、主人公とその元恋人との復縁話、その二つが上手く絡み合ったお話でした。

えすとえむ 『作品ナンバー20』

短編漫画集。表題作はパリを舞台に、絵画修復師と、名画の中から出てきた美青年のお話。スペインが舞台の『ラスゲアード』も好きな作品です。

藤たまき 『密告』

センの特異な睡眠状態を治療するという展開に進むのではなく、センは今後もショートスリーパーであり続けるというラストになっています。この結論、なかなか味わい深いと思いました。センにとってショートスリーパーであることは自然なことであり、特に健康…

田亀源五郎 『弟の夫1』

読んでいてまず印象的だったのが、かなり真正面からゲイライツをテーマにしているんだな、ということでした。主人公がセクシュアルマイノリティと交流を持つ中で少しずつ自分の中の偏見を解きほぐしていく展開といい、LGBTに関する解説コーナー「マイク…

かわい有美子『ルーデンドルフ公と森の獣』

カップリングは洋館の持ち主のドイツ人×建築学が専門のオーバードクターでした。 森の中の古くて豪華な洋館、人狼、貴公子のようなゲルマン系の美男子、どこか「美女と野獣」を思わせるストーリー展開というお伽噺めいた要素が散りばめられた本作。こういう…

ZAKK『CANIS Dear Mr.rain』『CANIS Dear Hatter 1~2』

米国籍の日系人×日本の帽子屋。この作品、物作りをする職人に対してのリスペクトが随所に溢れています。職人好きな方、働く男が好きな方、ニューヨークのファッションウィークやアパレルがお好きな方、年下わんこ攻めがお好きな方におススメです。

たけうちりうと 『君の心に天使の輪』『夢に囁く天使の声』

祁内の正体が謎すぎていっそ面白いです。作中でもヒントは出されるんですが、これこれこういう存在なのですよとそのものズバリの親切な回答を作者は最後まで明かしていません。謎は謎のままという方針のようです。この人、本当に何者なんでしょう?優しいけ…

志麻友紀 『天狐来々』

ライトなノリなのでさらっと軽く読めます。人間として生きていた千年余りの間ありとあらゆる職業についた経験があるため、神界で生きるようになってからも事あるごとに昔取った杵柄を披露してしまう、という主人公の行動パターンはユニークでした。ただ、悪…

えすとえむ 『ハッピーエンドアパートメント』

スペインのアパートに住む人々の恋を描いた連作短編集です。BLですので登場するのが同性愛者の店子ばかりというのは当然かもしれませんが、それに加えて、裸族(?)やポリガミー、少年愛者、女装家、障害者、移民(脇役ですが)などとマイノリティの属性…

BLで巡るアジア・オセアニア・アフリカ地域

自分が読んだことのある商業BL作品の中からそれぞれの国を舞台にしたBL作品をあげていこう、という企画です。架空の国を舞台にした作品はいれていません。 日本 BLで巡る47都道府県 - sorachinoのブログをご覧ください 中国 かわい有美子 『上海』全…

木原音瀬 『吸血鬼と愉快な仲間たち』 1

この第一巻では恋愛要素はほとんどなく、吸血鬼という特異体質の外国人主人公が日本という異郷で生活していく場所と親密な関係を築ける人を獲得していくというのが話の軸になっています。まさにタイトル通り『吸血鬼と愉快な仲間たち』なのですよね。“吸血鬼…

京山あつき 『KISS ME テニスボーイ』

京山あつきさんは不思議な持ち味の作家さんだとしみじみ感じました。シュールなシーンが多いんですよ。「え、なんだこの攻め、なんかヘンだぞ、この人」と奇妙さを感じたのですが、読み進めるに従い攻めのシュールな言動はそれどころじゃないとわかってきま…

真瀬もと 『背中合わせのくちづけ』1巻

31歳のぬいぐるみデザイナー×20歳前後の殺し屋のお話。舞台は禁酒法時代のアメリカ、ギャングスターの抗争が激化するシカゴとその郊外の湖岸の街エヴァンストンです。住む世界の異なる殺し屋を愛した攻めの懐の深さがハンパじゃなかったです。

よしながふみ『執事の分際』

主従、下克上、執事、貴族、わがままな金髪美少年と萌え要素がこれでもか、とたっぷり詰め込まれています。中でも特筆すべきは主従要素。どSで有能な執事とお馬鹿な坊ちゃんという組み合わせ、そして夜の下剋上は面白いです。執事攻めのセリフはいちいちエ…

今市子『楽園まであともうちょっと』1巻

借金話なのに暗くない、むしろ明るくて笑えるコメディ路線ということで読みやすかったです。ユーモアのある台詞など笑える場面もたくさんあります。予想外のストーリー展開が多くて、この作品って群像劇としても凄く面白いです。

きたざわ尋子 『だまされたい』

攻めは詐欺師、受けはその異母弟という片瀬×深里シリーズの第一弾。良い意味でストーリーもキャラクター設定もこれぞ王道のBL!といいたくなるようなテンプレてんこ盛りな作品。私はこのシリーズ大好きです。この作品の何が好きって、ずばり攻めのキャラク…

榎田尤利 『きみがいなけりゃ息もできない』

幼馴染の裕福な美術商×売れない漫画家のお話。攻めの世話焼きっぷりが半端ないです。受けを自分の管理下に置いて部屋の掃除から体のメンテナンスまであれこれと面倒を見ています。

棚園正一 『学校へ行けない僕と9人の先生』

小中学校のときに不登校の経験を持つ著者が描いた自伝的な漫画。ああ、学校に行けない時こういうことを子供は考えているのか、と大変興味深いです。下校時間になると家の中から窓に張り付いて表を通る通学生たちを見る、というのがなんだかやけにリアルです。

今市子 『笑わない人魚』

表題作の『笑わない人魚』、『青髭の友人』、『真夏の城』、『廻遊魚の孤独』の4話が収録されている短編集。表題作の受けは、漁協で事務仕事とはBLの登場人物としては珍しく地に足のついた地味な職業です。そういう部分も含めて地方の少し寂れた漁港の町…

Unit Vanilla 『胡蝶の誘惑』

アメリカ人外科医×製薬会社勤務の日本人研究者のお話。攻めが黒人という珍しい点は良かったです。受けの「グレッグの手のひら、白くて可愛い」等の口説き文句を読んで、そういえば日本では日本人と黒人のカップルを描いた作品ってBLに限らずまだまだ少ないよな…

高遠砂夜 『姫君と婚約者』シリーズ

なんといってもキャラクターがとても魅力的!アリィシアが明るくて元気いっぱいでパワフルなのに対して、無口で無表情で無愛想で偏屈で根暗なガルディアの組み合わせも面白かったです。そして、ガルディアの分身のような存在が次々と登場し、アリィシアが彼…

剛しいら 『ボクサーは犬になる   ドクター×ボクサー1』

外科医×ボクサーの年の差カップル。私は恋人になった第二話以降が特に好きです。絆を深めながら自分達の生活をどうやって守っていこうか、と二人が努力し合っている姿は読んでいて快い。

高遠琉加 『愛と混乱のレストラン 1』

舞台は高級フレンチレストラン、シェフ×支配人。受けと攻めの恋愛譚であるだけでなく、一軒のレストランを再興させるという一つの目標に向かってチームで一丸となって頑張るお話でもあって、その辺りが楽しかったです。それぞれが持つ技能と知識を活かし力を…

木原音瀬 『牛泥棒』

明治時代を舞台にした植物学者×下働きのお話です。年下主攻め、敬語受け。とても面白かったです。攻めの亮一郎は可愛気のある年下の亭主関白男っぽいです。「お前も俺に接吻しろ」とか、何故受けの徳馬が泣いているのかわからなくて「お前が作った夕餉を食わ…

明治カナ子 『惑溺趣味』

オヤジ攻めやらオヤジ受けやら、オヤジ成分の多い短編集。中でも特に『べス』が面白かったです。死んだ愛犬が人間の青年になって戻ってくると信じているペットロスになった富裕な実業家と、お金のために彼を騙して愛犬のふりをして近づく若い劇団員のお話で…

桑原水菜 『赤の神紋』

小説家兼劇作家と舞台役者の物語。とにかく筆致が暑苦しい!でもその暑苦しさがクセになる!勝者と敗者、天才への劣等感と憧憬、凡人であるがゆえの苦悩、自ら模倣者になってしまった恥辱など、作家の連城をはじめとした登場人物達の生々しい感情が溢れてい…

草間さかえ 『どこにもない国』

表題作カップルの話は、今巻に同時収録されている現代ものに比べてもページ数は少ないんですが、印象深かったです。引き揚げてきた兵隊さんに水やリヤカーを差し出す町の人の姿とか、戦地から久々に自宅に帰ってみたら赤の他人が我が物顔に移り住んでいたと…

今市子 『大人の問題』

主人公が最初から最後までヘテロの男性という異色のBL漫画。主人公の代わりに(?)、男性同士の恋愛をするのは主人公の父なのでした。このお父さんはゲイで、若い美青年の彼氏がいます。主人公直人と父の恋人のエビゴローを中心に、家族のドタバタ劇がコ…